ロコモコラム

なぜ「ロコモ」が「メタボ」に続く国民病とまで言われるのか

新たな国民病として少しずつ認知されてきているのが「ロコモ」


ロコモは、加齢などの理由により運動器の機能が低下し、
1人での日常生活が困難になる「要介護者」になってしまう人の事で、
40代以降の 5人に1人はロコモ予備軍である
という調査結果が出ているもの事実。


そんな「ロコモ」は少し前(2007年頃)から、認知度が急激に高くなった「メタボ」に続く国民病とされています。


まずは、メタボのおさらい・・・
メタボ メタボリックシンドロームは
腹部が、男性は85cm以上  女性は90cm以上
の方で、高脂血症、高血糖、高血圧のうち 2つ以上に該当する方のことを言います。


脂質の多い食生活や運動不足などによって、内臓脂肪・中性脂肪がの量が増え、
血液中のコレステロール値も上がることから動脈硬化の原因ともなるもの。


動脈硬化といえば、日本人の三大死因でもある 心臓病、脳卒中 を引き起こす原因とも言われ注意が必要なこと。
そんな 心臓病、脳卒中、動脈硬化にならないよう
2008年からは、国の取り組みで始まったのが、メタボ検診。
現在 メタボ検診は義務化され、男女とも40歳になると受診する義務があります。


そんなメタボとロコモ、一見何の関係もなさそうですが 実は密な関係があるようです。


ロコモの三大疾患は「骨粗鬆症」「脊柱管狭窄症」「変形性膝関節症」


その中の「変形性膝関節症」・・・膝を痛めることで歩行困難になる病気 は、
肥満な人(メタボな人)ほど、立つ・歩くといった行動において
足腰といった下半身 特に膝に大きな負担をかけやすく、
変形性膝関節症になるリスクが高いとされています。


また、足腰に負担がかかる事で痛みを生じる人も多く、
痛みがあるから・・・と運動や行動を自身で制限してしまい
結果、体重の増加とは反対に、体の筋肉量が減り 
メタボからロコモ・ロコモ予備軍になってしまうケースも少なくないよう。


その逆もあり、加齢とともに転倒する回数が増え、
転倒により足を骨折→骨折が治るまで運動、行動を制限→体重増加(メタボ)


足腰の痛み(ロコモ予備軍)があることで体を動かす機会が減り→体重増加(メタボ)


このように、メタボとロコモの関係は、お互いの症状を悪化させるだけでなく
お互い悪い影響を与え合う 悪循環を招きかねない危険な関係。


現在 メタボ、メタボ予備軍の方はロコモに
ロコモ、ロコモ予備軍の方はメタボにならないよう注意して、生活してみてくださいね。


メタボよりも怖い「ロコモ」


メタボとロコモは、悪循環を招きかねない危険な関係であることは、前の記事でも書きましたが
「メタボ」と「ロコモ」
どちらがより危険で怖いものだと思いますか?


巷では、ロコモというワードが認知されていくのと同時に
ロコモはメタボより危険!!
と言われるようになってきているようですが 実際の所 どうなんでしょう。


メタボ、メタボ予備軍の人といえば、
体型などで、自身も第三者からも 見た目にわかりやすく
特に 体調・体格のちょっとした変化から、自身の予防・改善を意識しやすいもの。


ですが、ロコモはどうですか?


ロコモは、加齢とともに誰でも起こりうること。
また、骨や筋肉といった皮膚の内側で起こる変化が原因となってくるので
見た目にも気づきにくく、


「まだ私は大丈夫!!」と安心していると、知らず知らずのうちに進行・・・


また、何でも便利になってきたことで
移動はすべて車、
買い物ではカートを使い、
階段の昇り降りはエレベーターかエスカレーター
と、誰もが当たり前に筋肉を余り使わない楽な生活をしています。


そんな楽な生活を毎日しているうちに
気がついた時には骨密度が低下し、回復が難しい状態に・・・
というケースもロコモは少なく無いよう。


それ以外にも、ロコモはメタボと違い一度なってしまうと改善が難しいという難点もあります。


ロコモもメタボも、早め早めの対策を取って
自身の健康を維持していかなくてはいけないことは一緒。


ですがその中でも 特にロコモは
実際 自分が予備軍になっているかもという危機感が感じられにくいだけに
自身が、予備軍になっている・なっていないは関係なく また、年齢に縛られることも無く


後から自身が
""ロコモ予防を取り組んでおけば・・・"" 
という後悔を持たないよう 予防・対策は必然。 


ということで ロコモは、
今 巷でも言われている通り
「メタボ」より 危険な事のような気がしますね。