ロコモティブシンドローム「ロコモ」とは?


「ロコモ」という言葉を知っていますか??
なんだか聞き慣れない言葉だなーっと思った方、

「ロコモ」とは、メタボ(メタボリックシンドローム)に続く日本の新たな国民病!?
とも言われている『ロコモティブシンドローム(運動器症候群)』の略です。

『ロコモティブシンドローム』
略して「ロコモ」とは、加齢や生活習慣によって足の筋肉や骨・関節といった運動器の機能が低下し、
「立てない・歩けない」といった症状が悪化することで、
寝たきり・介護がないと生活することが出来ない「要介護者」になる危険性が高い状態の事を言います。

「ロコモ」は、 2007年(H19年)に日本整形外科学会が「ロコモ」という言葉を提唱したのが最初で、
現在、運動器障害が原因で要介護者となっている人は5人の1人と多く、
また40歳以上の国民の「ロコモ予備軍」は  
男性 63%  
女性 69% 

「ロコモ」は男女とも半数以上が備軍という危険な状態であるにも関わらず 認知度は低いようで、
2013年 ロコモの認知度を調査した所、認知度は約26%(4人に1人) と、
今現在の認知度は決して高い数字とはいえないものでした。

ですが、そんな状態を打破するべく
2014年4月 厚生労働省の進めで始まった「健康日本21(第2次)」
「健康日本21では、ロコモの認知度を 2022年度には80%に上げることを目標に掲げています。

「健康日本21」とは、国が「がん・心臓病・脳卒中・糖尿病」など 
生活習慣によって左右される病気を予防するため、国民の健康づくりを増進させる運動のことで、
「健康日本21」の第二次である「ロコモ」の前に行われた 第一次計画が「メタボ」(メタボリックシンドローム)です。

「メタボ」という言葉を聞いたことがある・意味まで知っているという人は多いと思います。
そんな「メタボ」も2003年、健康日本21(第一次)が始まった当初の認知度は
現在の「ロコモ」同様、2割程度の認知度と低く、あまり知られていませんでした。

ですが 政府の勧めということもあり、「メタボ」の認知度は ここ10年で上がり、
2014年現在 9割以上の人が認知するように。

また、2008年からは 40歳?74歳の方を対象とした特定健康診査=メタボ検診が義務化され、
実施されるようになったことで、認知度がUPしただけでなく「メタボ」にならないためにと
様々な企業や食品などの取り組み・販売がされています。

「ロコモ」も「メタボ」同様の認知度UPだけでなく、
次なる国民の健康運動として これから多くの取り組みが始まり、
メタボ同様「ロコモ」も10年後には誰もが聞いたことのある国民病の1つに
定着していくものと考えられます。

そんな「ロコモ」についてこれから詳しく見て行きましょう。

ロコモ 運動器・運動器の仕組み


ロコモについての説明の際によく出てくる言葉に「運動器」という言葉があります。
この運動器とは、文字とおり 運動=体を動かす事に関わる器官
骨・筋肉・関節・神経のこと。

「骨」は、言わば体の芯。 人の体は骨から構築されていると言ってもいい程
人一人の体の中にある骨の数は多く その数 およそ200個。
人の体は、たくさんの骨が積み重なって体(骨格)が出来上がっています。

ですがそんな骨も、骨だけでは細く折れやすいというマイナス面も。。。
そのマイナス面を補佐しているのが「筋肉」

筋肉は、骨の周りに付き 骨の強度を高め、体全体を支える役割をしています。
それ以外にも筋肉が、脳からの指令を受け動くことが出来ることで 
体全体は動様々な行動をとることができ 体は筋肉によって動かされているとも言えます。

筋肉同様 体の動きに関係しているのが「関節」
関節は、手・足首、膝・肘と言った 一つの箇所に骨が2つ以上集まった所にあるもので、
関節部分の骨と骨をつないでいるものが 関節軟骨。

関節は、関節軟骨があることで滑らかに動き 手や足を曲げることができます。
また関節軟骨は粘弾性があるものなので、からだに掛かる衝撃を吸収するといった役割もあります。

神経は、脳からの支持を各器官に伝える働きをしている 言わば郵便やさん。

骨・筋肉・関節・神経=運動器は、 人が行動するためにはどれも必要な器官
何か1つが機能しなくなってしまうと全てに障害が起き、ロコモのきっかけにもなってしまいます。
運動器とロコモは深い関係があるようです。

健康寿命とは?


日本は、世界的に見ても長寿の国。

世界の平均寿命が70歳なのに対し、2014年現在 日本の平均寿命は
男性 80歳(世界8位)
女性 87歳(世界1位)
と、日本は男女ともに世界の平均寿命を大きく超える年長者の多い国。

日本の平均寿命が長い事は、多くの人が知っていることだとは思いますが、
ロコモについて調べていると出てくるワードは「健康寿命」

健康寿命とは、文字とおり健康の寿命、命のこと。 人が他の人の手を借りず、
1人で健康に日常生活を送ることが出来る期間のことを「健康寿命」といいます。

今の日本の健康寿命は(H22年データ)
男性 70歳
女性 74歳

「平均寿命」と「健康寿命」それぞれのデータの時期は若干異なるものの その差は10歳以上!!
平均寿命が健康寿命より10歳長いということは、その差が意味することは

『生命に問題が無くても、他人の手を借りず 自身で日常生活を送ることが困難な 
不健康(要介護者)な期間が長い』 ということ。

誰もが望んで不健康になろうすることは まずありませんが、
医療の技術は日々進歩しています。

医療技術だけ進み、健康の寿命である健康寿命に変化がないようだと
これからの日本は、医療費や介護費などが多く消費され、 
それに伴う税金確保のため、社会全体で補うの負担も大きくなっていきます。

65歳以上の人が日本の21%を超える「超高齢化社会」になるのも時間の問題だと言われている
日本において、平均寿命の延び以上に健康でいられる健康寿命を延ばしていくことは重要。
そして、その健康を守るためにも早めにロコモ対策・予防をしておくことは重要だと思います。

健康寿命を延ばすためにも、運動器障害を起こさない・ロコモにならない体づくりを始めてみてください。

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